長い間バイクから離れていたけれど、再びその魅力に引き込まれてリターンライダーとなる方も多いでしょう。昔の感覚を思い出しながら、再び風を切る楽しさを感じることができるのは素晴らしいことです。しかし、バイクから離れていた期間があるため、再スタートに際して注意すべきポイントがいくつかあります。今回は、リターンライダーが特に注意したい4つのポイントを紹介します。安全で楽しいバイクライフを再開するための参考にしてください!
【其の1】昔に比べてかなり体力が落ちている

リターンライダーとしてバイクに再び乗り始めると、昔のように簡単に長距離を走れると思いがちですが、体力の低下は避けられません。年齢と共に体力が落ちるのは自然なことです。体力の低下を自覚し、無理をせずに安全に楽しむための対策が必要です。
1. 体力の現状を確認
まず、自分の体力の現状を確認することが重要です。長時間の運転やバイクの操作にどれだけの体力が必要かを再認識しましょう。軽い運動やストレッチを取り入れ、少しずつ体力を取り戻すことが大切です。特にバイクは重いので、筋力の維持や向上も考慮に入れると良いでしょう。
2. 無理のない計画を立てる
昔の感覚で長距離ツーリングを計画すると、途中で疲れてしまい、集中力が低下して事故の原因になりかねません。無理のない距離や時間で計画を立て、適度に休憩を挟むようにしましょう。体力に合わせたツーリングプランを立てることで、より安全で楽しい時間を過ごせます。
3. 定期的な休憩を取る
ツーリング中は定期的に休憩を取り、体をリフレッシュさせることが重要です。特に長時間の運転は体に負担がかかるため、1時間ごとに休憩を取るなどの工夫をしましょう。休憩中にストレッチや軽い運動を取り入れることで、体の疲れを和らげることができます。
4. 健康管理を徹底する
リターンライダーとして再びバイクに乗るためには、日常の健康管理も欠かせません。バイクに乗る前にはしっかりと睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。また、定期的に健康診断を受けることで、自分の体調を把握し、無理のない範囲でバイクを楽しむことができます。
体力の低下を自覚し、無理をせずにバイクを楽しむためには、事前の準備と適切な対応が欠かせません。安全で楽しいバイクライフを送るために、自分の体力と向き合いながら、適切な対策を講じましょう。
【其の2】視力が落ちています!

リターンライダーとして再びバイクに乗るとき、視力の低下は見逃せない重要なポイントです。視力が落ちていると、道路状況や標識の認識が遅れ、事故のリスクが高まります。安全にバイクを楽しむために、視力の低下に対する対策を講じましょう。
1. 定期的な視力検査
まず、定期的に視力検査を受けることが大切です。年齢と共に視力は徐々に低下するため、最新の視力状態を把握しておくことが重要です。視力が低下している場合は、眼鏡やコンタクトレンズの処方を受け、適切な視力補正を行いましょう。
2. 夜間運転に注意
視力の低下は特に夜間運転で問題となります。暗い場所では物体を認識しづらくなり、視野も狭くなります。夜間運転を避けるか、必要な場合は車間距離を十分に取り、速度を落として慎重に運転することが求められます。また、夜間用の専用眼鏡を使用するのも一つの方法です。
3. ヘルメットの選択
ヘルメットのシールドにも注意が必要です。視界を確保するために、傷や汚れのないクリアなシールドを選びましょう。暗い環境でも視界を確保できるよう、反射防止加工が施されたシールドを使用することもおすすめです。定期的にシールドを清掃し、視界をクリアに保つことが大切です。
4. 目の健康を保つ
視力を維持するためには、日常的な目のケアも重要です。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用を控え、目の疲れを防ぐための休息を取りましょう。バランスの取れた食事や適度な運動も、目の健康を維持するために役立ちます。また、目の乾燥を防ぐために、加湿器を使用することも効果的です。
視力の低下を軽視せず、適切な対策を講じることで、安全なツーリングを楽しむことができます。視力の現状を把握し、必要な補正を行うことで、快適で安全なバイクライフを再開しましょう。
【其の3】筋力が落ちています!

バイクの操作にはある程度の筋力が必要です。リターンライダーとして再びバイクに乗る際には、筋力の低下に注意が必要です。筋力が落ちていると、バイクの取り回しが難しくなり、特に重いバイクでは転倒のリスクが高まります。安全にバイクを楽しむために、筋力の低下に対する対策を講じましょう。
1. 筋力トレーニングの重要性
筋力の低下を補うために、定期的な筋力トレーニングを行うことが重要です。特に、腕や脚、背中の筋肉を強化するトレーニングを取り入れましょう。簡単なダンベル運動やスクワット、背筋運動など、自宅でできるエクササイズを継続することで、バイクの操作に必要な筋力を維持・向上させることができます。
2. 軽いバイクから慣れる
もし筋力が心配なら、最初は軽いバイクから始めるのも一つの方法です。軽量のバイクで練習することで、自信を持って操作を学び、その後徐々に重いバイクに移行することができます。自分の体力と相談しながら、無理のない範囲でバイクを楽しむことが大切です。
3. 正しい姿勢とテクニック
バイクの操作には、正しい姿勢とテクニックが重要です。筋力に頼るだけでなく、正しいフォームを意識することで、効率的にバイクを操作することができます。特に、カーブや停止時のバランスを取る際には、体全体を使ってバイクをコントロールするテクニックを身につけましょう。専門のライディングスクールで指導を受けることもおすすめです。
4. 適度な休息とストレッチ
筋力を維持するためには、適度な休息とストレッチも重要です。ツーリング中は定期的に休憩を取り、体をリフレッシュさせましょう。特に長時間の運転では、筋肉が緊張しやすいため、休憩中にストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことが大切です。
リターンライダーとして再びバイクに乗るためには、筋力の低下に対する意識と対策が必要です。定期的なトレーニングと適切なケアを行うことで、バイクの操作がスムーズになり、より安全で楽しいバイクライフを再開することができます。
【其の4】昔のようにはレベルUPしないかも・・・

リターンライダーとして再びバイクに乗り始めると、以前のような速さで技術が向上しないことに気づくかもしれません。年齢とともに反射神経や柔軟性が低下し、若い頃のように短期間でスキルを磨くのは難しい場合があります。しかし、焦らずにゆっくりと自分のペースで技術を磨くことで、安全で楽しいバイクライフを送ることができます。
1. 自分のペースを尊重する
若い頃のように急速に技術を習得するのは難しいかもしれませんが、それを認めて自分のペースで進むことが重要です。他のライダーと比べることなく、自分自身の進歩に焦点を当てましょう。小さな成長を積み重ねることで、徐々に技術が向上していきます。
2. 基本の徹底
バイクの操作において基本が最も重要です。リターンライダーとして再スタートする際には、基本的な操作やルールを徹底的に見直しましょう。基本をしっかりと押さえることで、安全性が向上し、自然と技術も向上していきます。初心者向けの講習会やライディングスクールに参加するのも効果的です。
3. 練習の継続
技術を磨くためには、継続的な練習が欠かせません。定期的にバイクに乗ることで、感覚を取り戻し、技術を向上させることができます。特に、空いた時間を活用して短時間でも練習を続けることで、少しずつスキルアップを図ることができます。
4. 心の余裕を持つ
技術の向上には時間がかかることを理解し、心の余裕を持つことが大切です。焦りや不安は事故の原因にもなるため、リラックスした気持ちでバイクに乗りましょう。楽しいと感じることが最も重要です。無理をせず、楽しむことを第一に考えることで、自然と技術も向上していきます。
5. 仲間との共有

同じようにリターンライダーとして再スタートを切った仲間と情報や経験を共有することも有益です。お互いの成長を支え合い、励まし合うことで、モチベーションを維持しやすくなります。また、他のライダーの経験から学ぶことで、新たな視点や技術を取り入れることができます。
リターンライダーとしての再スタートは、若い頃と同じようにはいかないかもしれませんが、焦らずに自分のペースで進むことで、楽しく安全にバイクライフを楽しむことができます。昔の自分と比べるのではなく、今の自分を大切にしながら、ゆっくりと技術を磨いていきましょう。
みんなのコメント (先輩リターンライダーの声) を一部ご紹介!

今年23年ぶりにリターンライダーに(バイクはレンタル・月一ですが)なりまして、その時3つの誓いを立てました。
1.プロテクターは必ず着用すること→自分の身を守るため
2.4台以上のマスツーリングには誘われても断ること→技量の違うライダーが増えればそれだけトラブルも増える
3.家族の理解があってこそのバイク運転だと自覚すること→感謝の気持ちが安全運転につながる
己の技量を過信せず、これからも楽しんでいきたいですね。



私は40年間50cc、普通車35年乗っていましたが、この先も乗るならしっかり教習受けて小型二輪ATに乗ろうと免許を先日とりました56歳の女です。 技術もそうだけど、交通ルールも記憶が自分勝手に脳で変換されてる。教習所で一から教習受けて良かったと思っています。



60才でリターンして7年になります。最初は、楽しくてロングツーリングで400~500Kmぐらい乗っていましたが、現在は、100~200Kmぐらいです。山の中にある神社巡りとか句碑巡りにバイクを利用しています。ヤマハではないですがCB650R乗っています。注意点ですが日が昇る時間に出発して日が沈む前に家に帰るように心掛けています。今の時期は、早朝ツーリングで10時には家に帰って来ます。腹八分目の距離でやめておくことです。



リターンしてみて自分が変わったなと思ったのはイキらなくなったことでしょうか。渋滞のすり抜けをしなくなったし、抜かされたり道を譲ったりすることに抵抗がなくなったし、スピード出さなくても楽しいと思えるようになりました。モトブロガーさんの多くはそのようにバイクを楽しんでおられますが、免許取って40年近く経ってやっと今の若者に追いつくことができるようになったと思います。



29年ぶりに去年からリターンしました。 若い頃と比べて反射神経、体力、は格段に落ちていますので全てにおいて過信しないようにしています! 今年で50歳になりましたが、リターンした事により忘れていた感覚(季節の匂い、雨の匂いだけでなく、危険察知能力も)を感じられる様になったのが1番良かったですね。



長年乗ってるおっさんですが、体力の衰えでてきたので、ADV150に乗り換えました、身の丈にあった排気量に乗るのが一番いいですね、たまにDT200WRにも乗りますが、年をとったらゆっくり安全運転が一番です
詳細は動画&コメント欄をチェック!


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