皆さん、こんにちは!バイク好きの皆さん、大変お待たせしました!
なんと、2025年モデルの新型Tracer 7 (トレーサー7) が発表されました!今回は、ツーリング性能を高めた Tracer 7 GT (トレーサー7 GT) も同時に登場しています。
2025年モデルのTracer7(トレーサー7)のリリース
気になる方は、まずはこちらの公式ページをチェック!(イギリスのサイトです)
2025年モデルのTracer7(トレーサー7)のカラーラインアップ
Tracer 7 (トレーサー7) のカラーラインアップは以下の通りです。


- レッドライン
- ミッドナイトブラック
そして、Tracer 7 GT (トレーサー7 GT) のカラーラインアップはこちら。


- アイコンパフォーマンス
- テックブラック
2025年モデルのTracer7(トレーサー7)の画像
百聞は一見に如かず。新型トレーサー7の画像を見てみましょう!
Tracer 7 (トレーサー7) の画像

おや?顔つきが以前のモデルに比べて、アドベンチャー風になりましたね。旧型はもっとサイバーな印象でしたが、新型は親しみやすいキャラクターのような顔になった気がします。
Tracer 7 (トレーサー7) の画像

そもそも「トレーサー7って何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、人気のロードスターモデル MT-07 をベースとした派生モデルなんです。イメージとしては、兄貴分の トレーサー9 のMT-07版といったところでしょうか。
以前に、日本国内への導入予定もあったという話を聞いたことがありますが、残念ながら実現には至らなかったようです。
Tracer 7 GT (トレーサー7 GT) の画像

GTモデルは、標準でサイドパニアが装備されているのが特徴です。その他、サスペンションなどにも違いがあるようですので、後ほど詳しく見ていきましょう。
2025年モデルのTracer7(トレーサー7)のスペック
まずは、気になるスペックを見ていきましょう。
Tracer 7 (トレーサー7) のスペック
全長:2,135mm
全幅:875mm
全高:1,330mm~1,390mm
ホイールベース:1,495mm
シート高:830mm/850mm
重量:203kg
燃料タンク:18.0L
最低地上高:140mm
エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:689cc
ボア×ストローク:80.0mm×68.6mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:54kW(73.4PS)/8,750rpm
トルク:68.0Nm/6,500rpm
燃費:24.4km/L
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:41mm倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:139mm
キャスター:25.2°
トレール:99.1mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:245mm/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17
リアタイヤ:180/55R17
続いて、Tracer 7 GT (トレーサー7 GT) のスペック です。
全高:1,425mm~1,480mm
シート高:845mm/865mm
重量:212kg
GTモデルは、全高とシート高が若干高く、重量も増えているようですね。
2025年モデルのTracer7(トレーサー7)の装備
新型トレーサー7の注目の装備を見ていきましょう。
Tracer 7 (トレーサー7) のエンジン

- CP2エンジン
- アシスト&スリッパークラッチ
- EURO5+適合
MT-07譲りの扱いやすいCP2エンジンは健在。アシスト&スリッパークラッチも搭載されたんですね。もちろん、最新のEURO5+排ガス規制にも適合しています。
Tracer 7 (トレーサー7) の電子制御

- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:2モード/ユーザー
- トラクションコントロール:恐らく2モード
- 上下クイックシフター:オプション
- クルーズコントロール
MT-07系ですが、ついにスロットルバイワイヤ化されました!これにより、ライディングモードやトラクションコントロールが可能になっています。クルーズコントロールが標準装備なのは嬉しいポイントですね。Y-AMT(自動変速)モデルの設定はないようです。
Tracer 7 (トレーサー7) の車体

- フロントフォーク:伸側減衰調整機構
- リアサスペンション:プリロード/伸側減衰調整機構
- スイングアーム:40mm延長
- 調整可能なシート高:+20mm
- 調整可能なスクリーン
フロントフォークはリバウンド(伸び側)のみ調整可能のようですね。リアサスはプリロードと伸び側の調整が可能です。スイングアームが40mm延長されているのもポイントです。シート高は20mmアップが可能で、スクリーンの調整幅も気になりますね(おそらく60mm程度でしょうか)。18Lの燃料タンクもロングツーリングには心強いです。
Tracer 7 (トレーサー7) の電子機器

- LED灯火器類
- 5インチフルカラー液晶メーター
- スマートフォン連携(ナビ:全画面、簡易、Garmin StreetCross)
- 多機能ハンドルスイッチ
- 5V3A USB電源ソケット (Type-C?)
5インチのフルカラー液晶メーターは情報も見やすそうですね。スマートフォン連携機能も搭載され、ナビも利用できるようです。USB電源も5V3Aに進化しています。多機能ハンドルスイッチのデザインも気になります。
Tracer 7 GT (トレーサー7 GT) の装備

- ハイスクリーン(90mm高い)
- リアリモートプリロードアジャスター
- サイドパニア
- センタースタンド
- コンフォートシート
- グリップヒーター
GTモデルは、ツーリングに特化した装備が充実していますね。90mm高いハイスクリーン、リアのプリロードを簡単に調整できるリモートアジャスター、そして標準装備のサイドパニアはかなり魅力的です。パニアの容量は不明ですが、ヘルメットが入るサイズとのことなので、30L前後でしょうか?グリップヒーターとコンフォートシートも長距離走行を快適にしてくれそうです。
2025年モデルの新型Tracer7(トレーサー7)と旧型の比較・変更点まとめ
新型と旧型で何が変わったのか、スペックなどを比較してみましょう。
新旧Tracer7(トレーサー7)のスペックの比較
項目 | 新型 (2025年) | 旧型 |
---|---|---|
全長 | 2,135mm | 2,140mm |
全幅 | 875mm | 840mm |
全高 | 1,330mm~1,390mm | 1,290mm~1,330mm |
ホイールベース | 1,495mm | 1,460mm |
シート高 | 830mm/850mm | 835mm |
重量 | 203kg | 197kg |
燃料タンク | 18.0L | 17.0L |
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燃料タンクが1L増えたのは嬉しいポイントですね。
新旧Tracer7(トレーサー7)の足回りのスペックの比較
項目 | 新型 (2025年) | 旧型 |
---|---|---|
フロントサスペンション | 41mm倒立 | 41mm正立 |
リアトラベル | 139mm | 142mm |
キャスター角 | 25.2° | 25° |
トレール | 99.1mm | 90mm |
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フロントフォークが倒立になったのは大きな変更点です。
新旧Tracer7(トレーサー7)のエンジンスペックの比較
項目 | 新型 (2025年) | 旧型 |
---|---|---|
トルク | 68.0Nm/6,500rpm | 67.0Nm/6,500rpm |
燃費 | 24.4km/L | 23.3km/L |
排ガス | euro5+ | euro5 |
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トルクと燃費も若干向上し、排ガス規制もアップデートされています。
新旧Tracer7(トレーサー7)のエンジンの比較
項目 | 新型 | 旧型 |
---|---|---|
クラッチ | A&S | 普通 |
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アシスト&スリッパークラッチが新たに採用されました。
新旧Tracer7(トレーサー7)の電子制御の比較
項目 | 新型 (2025年) | 旧型 |
---|---|---|
スロットル | 電子制御 | 機械式 |
ライディングモード | あり | 無し |
トラクションコントロール | あり | 無し |
クイックシフター(OP) | 上下 | 上 |
クルーズコントロール | あり | 無し |
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電子制御が大幅に進化しました。クルーズコントロールが標準装備になったのも見逃せません。
新旧Tracer7(トレーサー7)の車体・足回りの比較
- 新型フレーム
- 新型サイドブレース
- 新型タンク
- 新型スイングアーム
- スクリーン変更
- ハンドガード変更
- ハンドルブレースっぽいパーツ:新型は無し
- シート変更
- シート高調整機構:新型はあり
- ハンドル変更
- フロントキャリパー:新型はラジアルマウント
- フロントフォーク:新型は倒立
- フロントフォーク調整機構:新型は伸側のみ
- リアサスペンション変更
- ホイール変更
- タイヤ変更
- ステップ変更
新型のホイールはMT-07と似た形状ですが、スピンフォージド製かどうかは不明です。
新旧Tracer7(トレーサー7)の電子機器の比較
- ヘッドライト変更
- テールランプ変更
- スマートフォン連携:新型はナビ対応
- ハンドルスイッチボックス変更
- ウィンカーオートキャンセル:新型はあり
- エマージェンシーストップランプ:新型はあり
- USB電源:新型は5V3A (Type-C?)
- 12V電源:おそらく新型は無し
電子機器も大幅にアップデートされています。
新旧Tracer7(トレーサー7)のデザインの比較


旧型はサイバーで無機質な印象のフロントフェイスでしたが、新型はアドベンチャーモデルのような、より親しみやすい顔つきになりましたね。最近の各社のアドベンチャーバイクに多いデザインの流れを感じます。
ハンドル周りも変更され、旧型にあったハンドルブレースのようなパーツはなくなっています。
<center> [ここに新旧モデルのフロントフェイス比較画像が入る予定です] </center>
顔つきの印象が全く違いますね。まるで別のモデルのようです。
大体こんな感じでしょうか。
トレーサー700は日本国内発売予定だったが中止になったらしい
以前、トレーサー700というモデルが日本で発売されるかもしれないという話がありましたが、その後音沙汰はありませんでした。当初は国内導入の予定があったものの、中止になってしまったようです。そもそもトレーサー700って何?という方もいるかもしれませんね。
上で書いたように、トレーサー7に関しても、現時点では日本国内への導入予定はないという話です。詳しくはこちら、と言いたいところですが、あくまで以前に聞いた話です。EURO5+適合となったこのタイミングで、日本に導入される可能性もゼロではないかもしれません。
しかしながら、兄貴分のトレーサー9が日本ではGTとGT+のみの展開(海外では無印やY-AMTモデルも存在)であることを考えると、トレーサー7が日本で発売される可能性はあまり高くないかもしれません。日本では、この手のモデルは販売台数が伸びにくいのかもしれませんね。
新型トレーサー7に関しても、今のところ日本導入のアナウンスはありません。
みんなのコメントを一部ご紹介!

個人的には欲しい! 性能はトレーサー9かもしれませんが、デザインと使い勝手で7に惹かれる自分がいます。 by yzf-r9よりも愛車のr7大好きより



9GT+乗ってる63歳 脚力も動体視力も弱くなるので、ジジイにはトレーサー7の方が好ましいですし、個人的に買い替え候補になります 国産ジジイ(ある程度の余裕はあるけど足つきの余裕は無い)向けに、このクラスはピッタリだと思うんですけど



出せ出せと言う割にいざ出すとXSR700と一緒で結局売れないからヤマハの判断が正解



日本はたいがい舗装路ですし、スクリーンは欲しい。オフは行かない。前傾は辛い。という中年ロンツーライダーにはストライクゾーンど真ん中だと思うんですけどね~。リッタークラスは重いし駐車とか足つきとか気を遣うしね・・。でも売れないか~。



トランザルプ乗りの自分にとってはちょうど良い乗り換え候補。日本導入待っています



売る側の意見は分かります。50年以上も乗り続けて、今もTmax560に乗っていますが、これは欲しい。レギュラーガス、好燃費、軽い車重程良い馬力等、実使用側には魅力的です。
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