任務の終わりに
今回の東北任務は、なかなかの充実度だった。そんな旅の終わりには何か素敵な食事をしよう。今回の激務の中で、宿でこそいい食事がとれていたが、その他は魚肉ソーセージやスナック菓子などなかなかの食生活だったのだ。すべての任務がほぼ終わった今、食事を楽しむ余裕すら見えてきた。
今回のステージはハイウェイのオアシス・サービスエリアのフードコートだ。かなりの規模で、様々な飲食店がしのぎを削っている。要は実力派ぞろいなのだ。見渡すと蕎麦屋、粉物屋(お好み焼き・たこ焼き)、揚げ物屋、ハンバーグのチェーン店。どこも誘うような香りを周囲に出しながら、誘ってくるのだ。まずは蕎麦屋。レベルは高そうだが、今日のディナーにはいささか役不足か。トルクが足らないのだ。ちなみにコンビニでゴミみたいな揚げ物を食べて食傷気味のアナグマはそばを食べていた。そしてその無個性な蕎麦には、そそり立つような、話題性と写真映えばかりに意識が向いた下品なかき揚げが乗っていた。料理にもし偏差値があるなら、相当な〇〇に違いない。そのバベルの塔みたいなかき揚げは自立することさえ難しいらしく、別皿に盛りつけられていた。私なら迷わず皿ごと手を付けずに返却口に戻すだろう。

話はそれたが、粉モノ屋はモダン焼きを看板に据えていた。フードコートという知名度勝負の万人向けのステージにおいて、よく見かける広島焼ではなくあえてモダン焼きを出してくるあたり、なかなかの剛の者に違いあるまい。候補に入れておこう。ちなみにツチブタはこれを食べていた。やるな。
揚げ物屋はこれ以上ないくらいのハイカロリーで攻めてくる。1000キロカロリー以下のメニューはきっと存在しないのだろう。キッチンでは一斗缶になみなみ入った油で宴会が行われているに違いない。あくまで推測だが、手を洗うのもトイレを流すのも全て揚げ物油で構成されているはずだ。
最後はハンバーグチェーン店。通常なら間違いなくスルーだが、この日はなぜかここをチョイスしたくなった。時には羽目を外したくなるものだ。

この1プレートで、成人男性が一日に必要なカロリーの半分を賄うことができる。簡単な病気なら下手な薬よりも効果があるだろう。カレー、チーズ、ハンバーグ。これでノックアウトできない小学生はおるまい。
食べてみると、相当なパンチだった。いかにもわかりやすい味だけを追求した勇敢な佇まい。こんな力だけが支配するワンプレートを食べた後には、賢者タイムを迎えることが可能なのだ。「本当にこの一食が必要だったのか」・・・。さんざんかき揚げをディスっておいてこのザマとは。
スパイは食事と道具にこだわる

すべての任務が終わると、XSR900、TRACER9GT、YZF-R7はそれぞれあり得ないくらいに汚れていた。雨の峠道を散々走ったのだ、無理もない。とりあえず各部チェックしてみる。




まずは下半身から洗う。上側は洗うのが簡単だが、下半分は時間がかかる。上に水をかけて乾いてしまわないように、まずは下半分から徹底的に洗う。下半分40分、上半分5分の時間配分だ。

定期的に洗剤をかけながら、徹底的にブラシで洗う。








・・・今回の任務も無事に終了し、洗車も一段落。よく「家に帰るまでがツーリング」的な、ボキャブラリーゼロな発言をする御仁をお見かけするが、道具の手入れが終わったところで初めて終了となるのだ。それでは、ごきげんよう。
「AMAHAの人気車で紅葉の東北を駆ける。【XSR900】【TRACER9GT】【YZF-R7】アニマルスパイ↑ヤブイヌ」編、これにて終幕。
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