近年、「125ccスクーターに乗る40代男性が事故にもっとも多く関与している」**という統計が話題になっています。ガソリンスタンドや高速道路のサービスエリアなどでも、この情報を目にした方も多いのではないでしょうか。

この記事では、同世代のライダーとして、過去の自分も含めた「運転習慣の見直し」について考えてみたいと思います。これは誰かを責めるためではなく、仲間に向けた素直な警告として――**「時代が変わった」**という現実を受け入れよう、というメッセージです。
「交通戦争」時代の感覚が残っていませんか?

私たち40代が免許を取った頃、道路には今よりもずっと攻撃的な運転が溢れていました。割り込み、車線変更、信号無視――いわば**“交通戦争”**の真っ只中にあったのです。
そんな時代に身に付いた運転習慣が、知らず知らずのうちに今も続いていないでしょうか?
でも、今は違います。
- あおり運転は厳罰対象に。
- ドラレコ社会で証拠はすぐに残る。
- 高齢者や子ども、外国人旅行者も増えている中での共存が求められている。
かつて「当たり前」だったことが、今は**「危険」**になっているのです。
なぜ125ccスクーターが事故に多いのか?

125ccスクーターは、とても便利です。特に都市部では渋滞をすり抜け、燃費も良く、駐車もしやすい。しかし、それゆえに、**「通勤をレースのように扱う」**ライダーも多く見受けられます。
大型バイクに乗る人たちは、年齢や経験とともに安全意識を高めていく傾向があります。しかし、125ccスクーターに乗る私たちの世代には、「昔のままの感覚」で走る人も少なくないのが現実です。
時代は変わった。私たちも変わる時。
40代という年齢は、判断力や反射神経が20代とは違ってきます。それは悲観することではありませんが、それを認識せずにアグレッシブな運転を続けることは、命に関わる重大なリスクになります。
「5分早く着く」ために、
- 無理な追い越し
- 信号ギリギリの通過
- スレスレでの車線すり抜け
これらをしても、得られるものはほとんどありません。失う可能性の方が、はるかに大きいのです。
自分の運転、見直してみませんか?

私もかつては、「早く目的地に着くこと」がすべてだと思っていました。でも、今は違います。
- 安全な到着が最優先。
- 他人の迷惑になる運転は、回り回って自分にも返ってくる。
- 事故を起こせば、自分だけでなく、家族や職場にも迷惑がかかる。
125ccスクーターのライダーが、地域で一番マナーがいい。そんな風に言われる未来を、私たち40代がつくることは十分に可能です。
最後に
バイクは楽しい乗り物です。便利で、自由で、風を感じられる最高の相棒です。だからこそ、その楽しさを長く続けるために、安全意識を一段階引き上げてみませんか?
40代の今、私たちは変われます。
そして、変わることで、次の世代にとってもバイクが愛される存在になり続けるはずです。
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