【愛車紹介】“大型バイクの夢、叶った日”──ぺけじぇーまるヤマハさんとYAMAHA XJR1300(2015)

18歳で原付免許を取得、19歳で中型二輪、そして35歳で大型二輪免許へ。
それから6年。景気の荒波に夢を一度はあきらめながらも、ようやく手に入れた一台。
それがぺけじぇーまるヤマハさんの**YAMAHA XJR1300(2015年式/5UXK)**です。


■ XJR1300──最後の空冷ネイキッド

当時、YZF-R1やFZ1 FAZER、MT-09 TRACERなど、魅力的なヤマハ車が並ぶ中、
心を射抜いたのは、ネイキッドブームの記憶を呼び起こす空冷の雄「XJR1300」。

カタログを眺め、雑誌広告に懐かしさを感じ、
「これしかない」と選ばれたのは、最終型のシルバーメタリック1(5UXK)
中古と迷いながらも、新車での購入を決意──それはまさに「夢の実現」でした。


■ カスタムより「美しさをそのままに」

こだわりのカスタムは、デイトナのメーターバイザーに、ミツバサンコーワのETC
そしてワイズギアのシガーソケットなど、実用性に寄せた装備のみ(総額 約32,000円)。

“カスタムすることでオリジナリティは出る。
でも、自分はこのバイクの造形美を壊したくない。”

そんな思いから、バイクの姿はほぼノーマルのまま。
美しさを保つために、ヤマルーブのガラスコーティングを施工するなど、
「愛でる」メンテナンスに力を入れています。


■ 乗らなくても、楽しめる時間がある

ツーリングが主な用途とはいえ、月に一度はカバーを外してエンジン始動。
そして、汚れを落としながら、缶コーヒー片手に愛車を眺める──

この時間こそ、まさに“バイクと共に生きる”ということ。


■ あの日、恐る恐るYSP戸塚へ

2019年11月、YouTubeで見ていた島田さんたちに会いたくて、
勇気を出してYSP横浜戸塚店へ。

店内で出迎えてくれたのは、N-BOY店長。

「2015年式の5UXKを契約するお客さんは一人もいませんでしたよ。
逆に2011年カラーの5UXHなら人気でしたよ(笑)」

──そんな思い出話も、今では良きバイク人生の1ページです。


■ 10年目を迎えた今、そしてこれからも

新車で迎えたあの日から、もう10年。
今ではサブバイクにMT-07を加えながらも、
XJR1300は変わらず“相棒”であり、“憧れを叶えた一台”であり続けています。


■ 編集後記:「好き」に正直であるということ

XJR1300は派手ではないかもしれない。
でも、“自分の理想”がそのまま形になったような、そんな一台。

好きなバイクを、好きな形で、大切に維持する。
それこそがバイク乗りの幸せのひとつなのかもしれません。

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