【自分で行うバイク整備】致命的な事に繋がってしまう絶対NGな行動・3選!

バイク整備はバイクライフの一環として楽しむことができますが、初心者が誤った方法で整備を行うと、思わぬ事故や故障を引き起こす可能性があります。自分でバイクのメンテナンスを行う際に注意すべき、致命的な事態に繋がる絶対NGな行動を3つご紹介します。これらのポイントを押さえて、安全かつ効果的にバイクを整備し、安心してバイクライフを楽しんでください!

【其の1】簡単な作業だと思って取り組むオイル交換

オイル交換はバイクの基本的なメンテナンスの一つであり、多くのライダーが自分で行おうと考えます。しかし、オイル交換は簡単そうに見えても、いくつかの重要なポイントを見落とすと致命的なトラブルに繋がることがあります。ここでは、オイル交換時に注意すべきポイントと、初心者が陥りやすいミスについて解説します。

1. 適切なオイルの選択

オイル交換の際にまず注意すべきは、適切なオイルを選ぶことです。バイクにはそれぞれ推奨されるオイルの種類や粘度があります。間違ったオイルを使用すると、エンジンの性能が低下し、最悪の場合、エンジンが故障する可能性があります。必ず取扱説明書を確認し、指定されたオイルを使用しましょう。

2. 古いオイルの排出と新しいオイルの注入

古いオイルをしっかりと排出することが重要です。オイルが完全に排出されないと、新しいオイルが混ざり合い、性能が発揮されません。バイクが温かいうちにオイルを排出すると、スムーズに抜けやすくなります。また、新しいオイルを注入する際には、規定量を守ることが大切です。オイル量が多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響を与えます。

3. ドレンボルトとフィルターの締め付け

オイル交換時にドレンボルトやオイルフィルターをしっかりと締め付けることも重要です。緩く締めるとオイル漏れの原因になりますが、逆に強く締めすぎるとネジ山を壊してしまう可能性があります。適切なトルクで締め付けるために、トルクレンチを使用することをおすすめします。

4. 環境に配慮した廃油の処理

廃油の処理も重要なポイントです。古いオイルは環境に悪影響を及ぼすため、適切に処理する必要があります。自宅で処理する場合は、市区町村の指定する方法に従って廃油を処分しましょう。また、バイクショップやガソリンスタンドでの廃油回収サービスを利用するのも一つの方法です。

必ずサービスマニュアルを参照してオイル交換をしてください。オイル交換は簡単に見えても、適切な手順と注意が必要です。初心者が陥りやすいミスを避けるために、今回紹介したポイントを押さえて、安全かつ効果的にオイル交換を行いましょう。

【其の2】簡単な作業だと思ってしまうチェーン調整

チェーン調整はバイクの基本的なメンテナンスの一つであり、初心者でも比較的簡単にできる作業と考えられがちです。しかし、チェーン調整にはいくつかの重要なポイントがあり、正しく行わないと安全性やバイクの性能に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、チェーン調整時に注意すべきポイントと初心者が陥りやすいミスについて解説します。

1. 適切なチェーンの張り具合

チェーンの張り具合が適切でないと、走行中にチェーンが外れたり、スプロケットにダメージを与えたりする可能性があります。チェーンが緩すぎるとスプロケットから外れるリスクがあり、逆に張りすぎるとチェーンやスプロケットに過度な負担がかかり、寿命が縮む原因となります。バイクの取扱説明書に記載されている適正なチェーンのたるみ具合を確認し、それに従って調整しましょう。

2. チェーン調整の手順

チェーン調整を行う際には、まずバイクをメンテナンススタンドやセンタースタンドに立て、後輪を持ち上げて回転させやすくします。次に、後輪のアクスルナットを緩め、チェーンアジャスターを使ってチェーンの張り具合を調整します。チェーンのたるみ具合を適切に設定したら、アクスルナットをしっかりと締め直し、調整がずれないように固定します。

3. 均等な調整

チェーン調整の際には、左右のチェーンアジャスターを均等に調整することが重要です。片側だけを調整すると、後輪が歪んで取り付けられ、走行中の安定性が損なわれます。左右のアジャスターのメモリを確認しながら、均等に調整しましょう。

4. チェーンの清掃と潤滑

チェーン調整と同時に、チェーンの清掃と潤滑も行うことをおすすめします。チェーンが汚れていると、摩擦が増え、チェーンやスプロケットの寿命が短くなります。専用のチェーンクリーナーで汚れを落とし、チェーンルブで潤滑を行うことで、滑らかな動きを保つことができます。

5. 定期的な点検とメンテナンス

チェーン調整は定期的に行うことが重要です。走行距離や使用状況に応じて、定期的にチェーンの状態をチェックし、必要に応じて調整やメンテナンスを行いましょう。また、チェーンの状態を確認する際には、スプロケットの摩耗具合も一緒にチェックし、異常があれば早めに交換することが大切です。

チェーン調整は基本的なメンテナンスの一つですが、適切な手順と注意が必要です。初心者が陥りやすいミスを避けるために、今回紹介したポイントを押さえて、安全かつ効果的にチェーン調整を行いましょう。


【其の3】長く動いていなかったバイクをいきなり吹かす行為

長期間動かしていなかったバイクを再始動させる際、すぐにエンジンを吹かす行為は非常に危険です。エンジン内部や各部品にダメージを与え、致命的な故障に繋がる可能性があります。ここでは、長く動いていなかったバイクを再始動する際に注意すべきポイントと、初心者が避けるべき行為について解説します。

1. エンジン内部の状態を確認する

長期間放置されたバイクのエンジン内部には、オイルが行き渡っていない場合があります。この状態でエンジンをいきなり高回転で回すと、金属同士が直接接触し、摩耗や損傷が発生することがあります。エンジンを再始動する前に、オイルの状態を確認し、必要に応じてオイルを交換しましょう。

2. 燃料系統のチェック

長期間放置されたバイクの燃料タンク内には、古いガソリンが劣化している可能性があります。劣化したガソリンはエンジンに悪影響を与え、故障の原因となります。燃料タンクをチェックし、古いガソリンを抜き、新しいガソリンを入れることが重要です。また、燃料フィルターやキャブレターの清掃も行いましょう。

長期間動かしていなかったバイクをいきなり吹かす行為は、エンジンや各部品に大きな負担をかけるため、避けるべきです。まずは各部の点検とメンテナンスを行い、バイクの状態を確認してから再始動することが大切です。正しい手順でメンテナンスを行うことで、バイクの性能を最大限に引き出し、安全なライディングを楽しんでください。

みんなのコメントを一部ご紹介!

NG例や失敗例はどんな分野でも大変為になるお話ですので、3選といわずシリーズ化して欲しい。 プロならではの業務で見かけた珍しい故障、持ち込み例なども含めて【本当は怖いバイク整備】といった感じで。

バイク買った時に自分でできることは出来たらいいなーとサービスマニュアルも買って一通り目を通しましたが、揃えるツールや交換消耗品の膨大さにすぐ「これはプロに頼む方がいいわw」となりましたね…

長年在庫車として眠っていたバイクのエンジンをかける際に、整備士さんがきちんとした手順を踏んでくれているか非常に心配になります。某チェーン店では、店員さんが始動直後にエンジンを思いっきり吹かしていたし…

2級整備士免許持っていますが動画で構造を知らない方がブレーキを整備している 所を見ると恐ろしいし事だと思いながら見ていました お金をもらって整備していた人間としては命がかかっている作業だということを 忘れないでほしいですね

為になります。 ①と②には確かに自分でもできます。 けど最近はバイク屋さんに任せてます。 自治体のゴミの規制も厳しくなったのもありますが、やはり任せたほうが安心なのと、妻からも「もし、それが原因で走って事故ったら嫌だからちゃんと任せて」と言われてますので

自分でやるかどうかの基準は、作業が簡単か難しいかだけで考えてはいけないということですね。失敗した時の代償が大きいこの3箇所は、しかるべき道具を使う、もしくはプロに任せる。

詳細は動画&コメント欄をチェック!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次