【積載シリーズVol.1】スポーツネイキッドのツーリングを快適に!MT-09&MT-09Y-AMT最適積載ガイド

気軽に乗れて、スポーツ走行にも別格の運動神経を誇るMT-09&MT-09Y-AMT。しかし、積載に関しては絶望的・・。しかし、悲観するのはまだ早い!積載のエキスパートであるYSP横浜戸塚では、MT-09をツーリングに使いたい皆様の為にMT-09の積載について検証してみました。まずは積載評価を見てみよう。


目次

積載評価(5段階)

  • ノーマル状態
     積載難易度:★★★★☆(リアシート小さめで工夫必須)
     MAX積載量:★★☆☆☆(シートバッグ中心)
  • リアキャリア装着時
     積載難易度:★★☆☆☆(固定しやすくなり安心)
     MAX積載量:★★★★☆(トップケース&シートバッグ併用で容量大幅アップ)

    積載評価はこんな感じだ。リアキャリアを付ければ、ほとんど解決してしまいそうだがなかなかお値段が張る。なので、今回はタンデムシートの上にシートバッグを付ける方法で案内していこう。二人乗りしない前提ならこれで十分なはず。いや、このシートで二人乗りでツーリングなど拷問でしかないので、良識ある皆さんならタンデムシートは空いているはずだ・・・。

1. 車両の特徴

走行特性

スポーツネイキッドらしい軽快な走りや加速感。
ただし荷物を積みすぎるとスポーツ性能をスポイルしやすい

積載に関しての課題や特徴

  • シート下収納:ほぼ無し
  • リアシートの形状:必要最低限の座面で山なり → 積載難易度高め
  • 荷かけフック:ほぼなし。しいて言うとタンデムステップステーか
  • バッグ固定ポイント:ベルト通しのしやすさ、底面の安定性が重要

    ・・・難易度は高めだが、一度自分流の付け方を学べば十分に積載が可能だ。

2. 法令と基本ルール(+車両スペックとの照合)

道路交通法の積載制限:

  • 幅:車体から左右30cm以内
  • 長さ:車体の前後15cm以内
  • 高さ:地上から2m以内

対象車両のサイズ(MT-09 2025年式)
全長2,090mm/全幅820mm/全高1,145mm

全幅820mmなので、左右均等に積むなら600mm+で1420mmまでの幅までOK。楽勝だ!


3.実際の積載のコツ

まずはシートを見てみよう。

写真ではわかりづらいが、シートは山型で、サイドには傷の付きそうなカウル。工夫が必要だ。

シートバッグを装着するにあたり、シートバッグの当たるところに保護テープをはろう。保護テープは後ではがしやすく厚みもある養生テープがおすすめだ。当ブログではわかりやすく緑色を使っているが、目立ちにくいホワイトなども売っている。

1番のテープは、ちょうどシートバッグのフレームのような固い部分が当たる為傷がつきやすい。経験上5枚重ねくらい張らないと長距離ツーリングでは持たない。
2・3番のテープは保険なのだが、荷物ずれの際に傷が入る為貼っておくことが無難。どうせシートバッグを載せれば見えないので景気よく貼ってしまおう。

装着イメージ。この容量でも一般的な荷物量の男性なら普通に十分だろう。
サイドのバンドは左右ともタンデムステップのステーより拝借。
後ろはテールのステーが頑丈。樹脂のパーツの隙間の部分からステーに直接巻き付けた。

このようにすることでMT-09に比較的大型のシートバッグを取り付けることが可能になる。ただし、あまり重いもの(筆者の場合ノートパソコンなど)を詰めすぎると、シートバッグがジリジリ運転席にずれてくるので、たまに後ろに引っ張った。固定用バンドは、TANAXシートバッグの場合バッグ自体の変形で車両に密着するコンセプトの為それなりにしっかり張った方がいい。ヘンリービギンズのシートバッグなどはバッグ自体が丈夫なので、張りすぎるとバイクに傷を入れるかもしれないので加減してほしい。

TANAX CAMPTABLEとMFK-233の組み合わせ。積載量はあるが、重心が上がる為あまりお勧めしない。

これでも積載量に満足できない二宮金次郎には、リアキャリアにBOXを付けた上にタンデムシートにさかさまにシートバッグを付けるという方法もあり。


4. 今回使ったグッズたち


まとめ

  • スポーツネイキッドは積載難易度はやや高め
  • シートバッグひとつでツーリングは快適になる
  • リアキャリアを追加すれば容量・安心感ともに大幅アップ
    積載に関してはさまざまな方法があり、一概に積めないと決めつけるのではなく工夫をすることが大切。大好きなバイクになるべく安く安全にたくさん積めたらバイクライフが充実しますね。
    それでは、また。
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