ヤマハの「The Master of Torque」、MT-09。

軽量な車体にパワフルな3気筒エンジン、そして2024年以降の最新モデルではさらに洗練されたデザインとなり、「一度は乗ってみたい!」と思わせる魅力が詰まっています。
しかし、多くのライダーを悩ませるのが**「825mm」という絶妙に高いシート高**。
「片足しかつかない…」「信号待ちで立ちごけしそうで怖い…」
そんな理由でこの最高のバイクを諦めるのはもったいない!
今回は、MT-09の足つきを劇的に改善する4つのアプローチをご紹介します。
目次
1. ローダウンキット(リンクプレート)の交換

最も確実で効果が大きいのが、リアサスペンションのリンクを交換する方法です。
- メリット: 15mm〜30mm程度、物理的に車高を下げられます。
- 注目パーツ: エフェックス(EFFEX)のローダウンキットや、デイトナ製のキットが定番です。
- 注意点: 車高が下がることでサイドスタンドの傾きが変わるため、ショートサイドスタンドへの交換もセットで検討しましょう。
2. シート加工(アンコ抜き・低反発)

MT-09のシートは比較的スリムですが、それでも内腿が干渉します。
- 加工の内容: シート内部のウレタンを削る「アンコ抜き」や、角を丸く削る「形状変更」が有効です。
- 専門ショップの力: 「丸直(マルナオ)」などのシート加工専門店に依頼すると、足つきを良くしつつ、長距離ツーリングでもお尻が痛くなりにくい「低反発素材」への変更も同時に可能です。
- ワイズギア純正: ヤマハ純正アクセサリーの「ローシート」も選択肢の一つですが、加工の方がより自分好みの高さに追い込めます。
3. サスペンションのプリロード調整

意外と見落としがちなのが、標準サスペンションの設定です。
- 調整のコツ: リアサスペンションの「プリロード(スプリングの初期荷重)」を緩めることで、バイクに跨った際の沈み込み量を増やせます。
- 効果: 物理的な車高は変わりませんが、自分の体重に合わせて最適化するだけで、数ミリ〜1cm程度の接地感向上が期待できます。※SPモデルの場合は、オーリンズの調整機能でより細かく設定可能です。
4. ライディングブーツでの対策(厚底)

バイク側だけでなく、装備で補う方法も非常に効果的です。
- おすすめアイテム: ワイルドウイング(WILDWING)などの「厚底ライディングブーツ」。
- 効果: つま先部分が数センチ厚くなるだけで、指の付け根までしっかり地面に届くようになります。
- メリット: バイクの旋回性能(ハンドリング)を変えることなく、足つきの安心感だけを手に入れられます。
【検証】身長別の足つき目安(2024-2026モデル)
最新のMT-09(シート高825mm)における、編集部調べの目安です。
| 身長 | 足つき状況(ノーマル時) | 推奨対策 |
| 175cm以上 | 両足ベタ付き〜余裕あり | 特になし |
| 170cm前後 | 両足の踵が少し浮く程度 | 厚底ブーツで解決 |
| 165cm前後 | 両足つま先立ち・片足のみ | ローダウン+シート加工 |
| 160cm以下 | かなり厳しい(片足ツンツン) | 全対策+ショートスタンド |
まとめ:MT-09は「工夫」で誰でも楽しめる!
MT-09は車重が非常に軽く(約193kg)、足つきさえクリアしてしまえば、取り回しは驚くほど楽なバイクです。
- 物理的に下げるなら「ローダウンリンク」
- 座り心地も守るなら「シート加工」
- 最も手軽なのは「厚底ブーツ」
自分の体格や予算に合わせて、これらを組み合わせてみてください。
「足つきの不安」が「操る楽しさ」に変わったとき、MT-09は最高のパートナーになってくれるはずです!

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